飼い猫の慢性腎臓病の経過観測・データおよび重曹クエン酸での改善について

猫・慢性腎臓病の状況とデータ

愛猫家にとって飼い猫の「慢性腎臓病」は多くの方が経験した/している、そして将来の発症が気になっているかと思います。

かくいう筆者もその一人で、2022年6月頃に我が家の保護猫(愛知県の離島でNPOを通じて受入れたハチワレ)も食欲不振からの通院・診察を経て慢性腎臓病を確認し、以降は食事療法や投薬など様々な経過を観察し、2024年2月時点ではある程度健康状態は落ち着いて過ごせています。

そんな我家の猫のこれまでの経過や一般的な動物病院での治療、まだあまり認知・受容されていない「重曹クエン酸」を活用した療法について、食事量や体重のデータも交えてご紹介します。

慢性腎臓病発症確認からの経過概要

  • 2022年5月(推定8歳) 体重2.8kg
    • 通院、慢性腎臓病の症状を確認(食事量と体重の減少、小便量の増加)
    • 腎臓サポートの療養食を開始
    • 投薬(プロネフラ、セミントラ、ペットチニック)の開始
    • 皮下点滴の開始(月に1回くらい)
  • 2022年12月(推定8歳) 体重2.5kg
    • 5月の通院以降ここまで継続して食事量が落ち込み、体重も減少
      • 健康時の体重:約3.5kg(若干太いくらいの見た目)
      • 通常の食事量:約40グラム/日
      • 慢性腎臓病の症状発生後の食事量:25~30グラム/日
    • 適期的な嘔吐(大体週に1,2回)の発生
    • 保護時より継続していた鼻炎へ対処する目鼻への投薬を開始。
  • 2023年2月(推定9歳) 体重2.5kg 
    • 皮下点滴の頻度増加を動物病院から提案されるが、それは停止。
    • 目鼻への投薬を停止 > これにより食事量が増加。
    • 通院を停止(人間による投薬的処置を制限し、様子を見る方向へ判断)
  • 2023年3月(推定9歳) 体重2.7kg
    • 重曹クエン酸水の投与開始(背景やデータの詳細
    • 食事量の増加:25~30グラム > 35~40グラム/日に。
  • 2023年8月(推定9歳) 体重3.1~3.2kg
    • プロネフラ、セミントラなどの投薬を完全停止。
  • 2024年2月(推定10歳) 体重3.1kg
    • 通院、皮下点滴などの停止後1年経過。
    • プロネフラなどの投薬停止から半年経過。
    • 食事量は安定的に35-40グラム/日で、健康状態も良好。
    • 嘔吐は1週間〜2週間に1度で定期的に発生するも以前より減少。

動物病院の診察治療と独自に判断したこと・その結果

猫・慢性腎臓病の状況と判断ポイント・結果

一般的に猫が慢性腎臓病になると、動物病院への定期的な診察、療法食の継続、症状が進行すると皮下点滴を強化していくという流れが一般的と思います。
私の場合も当初は動物病院に訪問し、療法食、月1回ほどの皮下点滴を行っていましたが、猫の様子を見ると非常にストレスが掛かっており、このまま度々の病院訪問と投薬・点滴の強化は別の心身的な問題を起こしそうに感じ、途中で通院や投薬を停止しました。

また、一般的に動物病院などでは教えられていない「重曹クエン酸水」を投与することでの治療を試すことで、開始後1年ほどは良好な健康状態を維持できていると、食事量や体重データから判断できます。

そういったこれまでの猫の慢性腎臓病の発症から通院と治療対応、通院停止後の主な状況や判断のポイント、結果を振り返り下記に整理します。

  1. 動物病院によっては慢性腎臓病の発症自体を見落とす
    食事量の減少を確認した際に1つ目の病院に連れていきましたが、そこでは慢性腎臓病には全く触れられず、様子見をするという結果だけでした。
    その後すぐに別の動物病院に行ったところ、詳しく慢性腎臓病であること、一般的な症状との一致を説明されました。
    このように、1つの動物病院だけに固執しないことも重要だと思います。
  2. 思いもよらない投薬が食事量を減少させる
    上記経過概要でも触れましたが、慢性腎臓病とは無関係の元からの鼻炎症状を対処するための点眼・点鼻薬によって、食事量が減少するという結果を確認しました。現にその投薬を停止してすぐに比例して食事量が増加し、逆に再投薬すると減少するという結果になりました。
    この点を数値データ結果を医師に提示するも、そのような知見・過去のデータは無いようでしたので、このような点は飼い主が注視すべきです。
  3. 皮下点滴やプロネフラ投薬は絶対ではない
    これは個々の猫による場合もあるはずで、非常に注意して言わなければいけないことですが、我が家の猫の場合は皮下点滴とプロネフラなどの投薬の継続中と停止後では、データをもとにすると停止後のほうが健康状態が良いです。(停止後1年経過の状況)
    しかし、もちろん症状確認後の初期は皮下点滴を実施後には一時的に食事量・活動量が上がったような結果もありました。
    これは飼い主自身が猫の様子を注視し、判断をする必要があります。
  4. 病院治療が絶対ではなく「重曹クエン酸」など独自判断も推奨
    我が家の猫は上記経過で触れているように、通院・投薬の停止後1年で良好な状況を保っていますが、そこには約1年継続している「重曹クエン酸」の投与と重なります。
    重曹クエン酸投与と猫の慢性腎臓病の症状・経過データについて、下記ページで詳しく紹介しています。
重曹クエン酸を猫に投与したら慢性腎臓病の症状が改善。与え方・食事量・体重の変化データを紹介

癌に効く・治る、慢性腎臓病の症状に効く体重が減るなど、重曹クエン酸はこれまでの常識ではにわかに信じられないと思うような情報が多いです。かくいう私も半信半疑で始…

慢性腎臓病の食事・キャットフード

猫の慢性腎臓病キャットフード

動物病院から試供品提供されたもの、一般的に推奨されるもの、自身で調べて試したものなど様々およそ10種類以上を猫に与えて試しました。
(我が家の猫はウェットフードはあまり好まず、基本的にドライフードを与えています。)

  • 最終的に落ち着いたフード
    • ロイヤルカナン 腎臓サポート(無印・スペシャル・セレクション)
    • コンボプレゼント 腎臓の健康維持
    • AIM30

→ ロイヤルカナンをよく食べていましたが、時々食事量が減少することがあり、飽きも来たように見えました。
その他の色々なフードを併せて与えましたがあまり食べず、そんなとき偶然見つけて与えたのがコンボプレゼントでした。
このフードもよく食べるようになり、ロイヤルカナンと交互に与えたりしていましたが、最終的に2024年2月時点ではロイヤルカナンの3種類とコンボプレゼント、そしてAIM30を混ぜておくスタイルに落ち着き、直近1年ほど飽きも来ずによく食べています。

  • その他の試したフードいくつか
    • ヒルズ
    • ドクターズケア
    • 銀のスプーン 腎臓の健康維持用
    • FORZA10(フォルツァディエチ)
    • ロイヤルカナン 腎臓サポート(ウェットフード)

→ 上記のような腎臓サポート系のキャットフードを与えて様子をみましたが、上記のロイヤルカナン(ドライ)などに比べると我が家の猫はほとんど食べず、好みに合わなかったようです。
おそらく猫により違いはありますが、やはり頻繁に与えられるロイヤルカナンが最も猫に好まれるもののようです。

慢性腎臓病の症状確認後の食事量と体重データ

2022年5,6月頃に症状を確認し、通院・皮下点滴・プロネフラなどの投薬を継続していましたが、2023年1,2月まであまり食事量は思わしくありませんでした。
慢性腎臓病前の体重は約3.5kgでしたが約1.0kgも減少し、最低で2.4~2.5kgまでに減少。非常に心配な時期が続きました。

その後上記でも触れたように心身面の健やかさを優先し、2023年2月頃に完全に通院や投薬を停止し、民間療法的な判断で「重曹クエン酸」投与を開始し、2023年3月以降は食事量・体重ともに増加傾向になりました。
その後2024年2月時点までの1年間も良好な状態を保っています。

猫の慢性腎臓病の症状確認後の食事量と体重データ
年・月平均食事量/日 (g)体重 (kg)
2022/728.22.7
2022/830.02.8
2022/927.32.7
2022/1025.02.6
2022/1124.82.6
2022/1236.12.5
2023/126.62.5
2023/233.42.5
2023/3
(重曹クエン酸開始)
36.42.7
2023/445.52.8
2023/542.32.9
2023/645.93.0
2023/740.73.1
2023/838.53.2
2023/938.23.2
2023/1032.33.1
2023/1137.03.1
2023/1241.03.1
2024/139.63.1

おわりに

慢性腎臓病の症状を発症したときは、飼い主の方は非常に心配だと思います。私もまさにその一人でした。
猫の個体によっても症状や状況は違うでしょうから、それぞれで考えて猫にとって何が最適であるかを選んでともに生きていく必要があります。
もしこの記事を見ている飼い主の方で、何か相談されたい方がいましたらお気軽にコメントやお問合せください。
私が見てきた、判断したきたことの限りで情報共有させて頂きます。

飼い猫の慢性腎臓病の経過観測・データおよび重曹クエン酸での改善について” に対して6件のコメントがあります。

  1. 田澤 より:

    初めまして。愛猫が全く同じ時期に腎不全が発覚し、今現在に至ります。動物病院で施される治療に疑問。人間においてもそういった類の情報(病院に行くな)が出てくるようになり、その情報の中でクエン酸の効能を訴える方がいて、猫にはどうなんだろうと検索をしてこちらに辿りつきました。すごいドンピシャに欲しい情報を公開されていてびっくりしましたし、ラッキーです!ありがとうございます。おすすめの重曹とクエン酸が本日到着しました。そこで質問です。1日どの位飲んでもらえたら効果がでますでしょうか?今、なかなか自力でお水を飲まなくなり、、強制的にシリンジであげようと思います。
    作り方は記載がありましたのでその通りに

    1. 管理人 より:

      記事を読んで頂きまして、またコメントも誠にありがとうございます。
      申し訳ありませんが、飲水量と効果の関係性については計測値はなく、どのくらい飲むと良いか明確に言うことは難しいです。

      ただ、参考までですが、うちの猫は毎日100ccくらい、重曹クエン酸で用意した水を飲んでおりまして、記事に書いている食事量や体重の状況となっています。
      それでも、食事量が減っている時、嘔吐した日などは飲水量も減ります。

      猫の体調状況に合わせて、無理させずに促すことが良いのではないかと、個人的には考えております。
      うちの猫の場合は何度か水の器を近づけて促すと、そのうちに飲んでくれたりすることがよくあります。(1日に数回そのようにして飲んでもらっています。)

      有意義な回答・情報か分かりませんが、あくまで一つの参考までにご確認頂ければと思います。

  2. 沙織 より:

    私も愛猫の腎不全が見つかった者です。
    医師に指導していただき自宅での点滴も行っています。
    田澤様と全く同じ経緯でこちらのブログへ辿り着き、先程楽天にて購入致しました。
    体重やその日の調子に一喜一憂しながら藁にもすがる思いです。
    到着次第まずは自分で試してみたいのですが、こちらはお湯で溶きますか?お水でも溶けるのでしょうか?
    教えていただけたら幸いです。

    1. 管理人 より:

      記事をお読み頂きましてありがとうございます。

      重曹・クエン酸の粉末は冷たい水でもスプーンなどで掻き回すと、十分に溶けます。
      私はこれまで冷たい水だけで溶かして、薄めて与えてきました。
      我が家の猫などはぬるま湯も好きなので、そのような猫はお湯で溶くのも良いかも知れませんね。

      腎不全になるとこれまでと違って調子が落ちた感じの時があって心配になりますよね。
      それでも、我が家の猫もそうですし、他の猫の情報でも腎不全と上手く付き合って健康を維持できるようになった事例は見ますので、少しでも良くなっていくことを願っています。

      1. 沙織 より:

        早速お返事をいただけて感動しています。
        水でも溶けるんですね。うちの子も白湯が好きなので試してみます。まずは私が…^ ^
        商品の到着が待ち遠しいです!

        そして大切なことをお伝えし忘れておりました。
        希望の光のような記事をありがとうございます。心配性なので動物病院のDr.からも「あまりネットで検索しすぎないようにね」と言われていた中、健康を維持していける子もいると読んで心が安らぎました。
        本当にありがとうございます。
        また読みに来させてください^ ^

        お互いにお大事に…!

        1. 管理人 より:

          勿体ないお言葉をありがとうございます!
          我が家の猫の体験や状況が一つの参考としてお役に立てて嬉しく思います。
          そうですねお互いに、今後もどうぞお大事になさってください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です